整形外科教室について

クラブ活動

野球部紹介  平成23年卒 森 裕貴

私が2015年に祐成先生からキャプテンを引き継ぎ約5年が経過しました。この5年間で京都府立医科大学学長杯争奪戦 (Fリーグ)では数回優勝することができました。一方で日整会の近畿予選(近畿は2校が本選に出場)は決勝まで進むものの勝ち切れない日々が続いていました。そして 2019年、 日整会予選を16 年ぶりに突破するという大きな成果をあげました。今回はそれまでの道のりを報告させていただきます。

今回の予選を突破できた要因はは3つあったと考えています。一つ目はくじ運(くじを引いた加太先生に感謝)です。今回のトーナメントは2試合勝てば予選を突破できるという恵まれた組み合わせでした。あのトーナメント表を見た瞬間、やる気スイッチが入りました。二つ目は新戦力です。当時、研修医2年目の大石先生が大学時代の準硬でピッチャーをしていたという噂を聞き、日整会予選に参加してもらいました。予選1か月前の練習で球をうけた瞬間、「今年はいけるかもしれない」と感じました。三つ目はチ ームの成熟です。数年前までは7点取られても8点取って勝つようなチームスタイルでした。魅力はありましたが、予選を勝ち抜くためには守り勝つチームにシフトチェンジする必要がありました。約3年前から朝練(6~8時)を開始し、守備力のアップに取り組みました。また打撃面でもサインプレーを導人し、練習試合などで徐々にその成果が出始めていました。

このような地盤が固まった状況で日整会予選当日 (9月15日)を迎えました。1試合目はエース加太先生が試合を作り,滋賀医大111-1で勝利しました。そして、決勝の相手は兵庫医大でした。兵庫医大は今まで何度も対戦し、われわれの墜として立ちはだかってきました。その分、投手の特徴を把握できているわれわれと、はじめて勢いのある投手(大石先生)と対戦する兵庫医大とではこちらが有利だったかもしれません。また、先攻後攻を決めるじゃんけんで、あえて先攻を選びました。勝つとすれば先制点を取って逃げ切るしかない、もし相手が先攻で1回表に大量点を入れられてしまうと一瞬で戦意喪失すると考えたからです。試合の詳細に移りますが、1回表に1番バッターの祐成先生が二塁打で出晶し、2番藤井先生、3番前川先生のつながりで先制点を奪いました。その裏、エラーなどがからみ満塁のピンチを迎えましたが、何とかゼロで切り抜けました。今振り返ると、この1回の攻防がキーポイントだったと思います。2回に2点を追加し、最終回にも瀬谷先生のヒットでダメ押しの1点を奪い、最終的に4-1で勝利しました。大石先生のストレートをまともに打てたバッターはほほいなかったとキャッチャーの前川先生が語っていたのが印象的でした。この勝利は私の想像以上に反響があり,同門の先生方にこの結果を喜んでいただけたことが、一番婚しかかったです。

日整会本選は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。残念ではありますが、来年も同じ結果が残せるよう日々活動していきたいと考えています。話は少し変わりますが、この文章を読んで、野球部は人数が多く、レベルも高いと思われる先生がいらっしゃるかもしれません。決してそんなことはなく、試合はいつも10人前後とギリギリの状態で活動しています。ですので、野球部に少しでも興味をもたれた先生がいらっしゃいましたら、ぜひ試合や練習に参加していただけると幸いです。最後になりましたが,いつも応援にかけつけてくださる整形外科外来受付の柏木さん、秘書さんや同門の先生方に心から感謝申し上げます。今後とも応援よろしくお願いいたします。

サッカー部紹介  平成16年卒 中瀬雅司

今回われわれ京都府立医大整形外科サッカー部は第85回日本整形外科学会学術総会サッカー大会本戦に参加しました。予選免除でしたので、冬に1度だけ練習試合を行い、本戦に臨みました。

5月17日、学会初日に行われた1回戦は、名古屋大学整形外科との対戦でした。学会前の試合ということもあり、朝7時からのキックオフです。会場は伏見桃山城グラウンドで、伏見桃山城がまさに目の前にあるグラウンドです。主管校ですので、グラウンド準備のため、朝5時に集合し、まず6時からの試合の準備を行い、なおかつ隣で野球の試合準備と進行も行うというなかなか多忙なものでした。

当日参加選手は、黒川先生、石野先生、八田先生、岩田先生、木戸先生、古山先生、森弦先生、久保田先生、大東先生、中瀬、中川先生、槇尾先生、武澤先生です。張先生も応援に駆けつけてくださいました。日整会ルールに30歳台以上は黒のリストバンド着用が必要というものがあるのですが、今回は全員が30歳以上であり、着用の必要なしと審判が判断されるやや年齢の高めなチーム構成となりました。ゴールキーパーは普段は西田先生がしてくれており、新入局員の市丸昌平先生もキーパー経験者でしたが、二人共発表と会場業務のため参加することができず、前半は槇尾先生、後半は武澤先生という変則のメンバーで行うこととなりました。

試合はやや名古屋大学優勢で進みましたが、われわれもなんとか粘っていました。しかし前半に1点を先制されます。しかしポイントゲッター岩田先生のコースをついた巧みなゴールで1対1に追いついたところは非常に盛り上がり、これはいけるぞ、と、皆が感じました。しかし、その後再度1対2と突き放され、前半終了です。後半開始直後に3店目を追加されましたが、再度八田先生のゴールで2対3と追いすがります。追い上げムードとなったのですが、さらに2対4と突き放され、結局そのまま試合終了となりました。

途中までは接戦で勝機もあったのですが、最後は残念な結果となりました。しかし、これまで参加したことのない本戦に参加することができ、皆大きな経験になったと思います。早朝からサッカーをして、それから学会に参加できるというハードな経験はなかなかないことであり、勝ち進んだ大学の方々が非常に羨ましく感じました。毎年予選で敗退しては思うのですが、来年こそは是非予選を勝ち進み、また本戦に出場し、サッカーも学会もともに楽しみたいと強く思いました。

また、今回スポーツ退会を主催する側となり、大学と関連病院の先生方には、物品購入、全日夜のグラウンド準備、当日朝からのグラウンド準備、進行等大変多くの方にご協力いただきました。また、いつも中心として動いてくださる本城先生はアテンドのために参加できず大変残念だったと思いますが、ボールやいろいろな物品をお貸し下さり非常に助かりました。同門のメンバーだけでは人が足りず、大学の野球部、サッカー部の現役部員にも当日のグラウンド進行に協力していただきました。ご協力くださった皆様にはこの誌面をお借りして御礼申し上げます。

第85回日本整形外科学会学術総会
親善サッカー大会に於いて