臨床研修・専門研修

当教室の特徴


療病院のあった粟田口青蓮院

京都府立医科大学 整形外科 専門研修について

京都の四季を感じながら多彩な専門外来で実践経験を積み、
先進的な研究活動でトランスレーショナルリサーチを学ぶ

 京都府立医科大学は、1872(明治5)年に療病院として診療と医学研究を開始して以来、140年を超える歴史を誇る我が国で最も古い医科大学のひとつです。大学病院は京都の中心である京都御所の東隣に位置し、西には風光明媚な鴨川が流れています。春は桜や葵祭、夏は祇園祭や五山の送り火、秋は時代祭や紅葉、冬は寺社の雪景色と四季を感じることができます。

整形外科学教室は伝統ある附属病院の中で最も多いベッド数と屈指の患者数を誇っています。
その特徴としては多彩な専門外来があり、バランスよく効率的に研修ができます。関節外科(肩関節、股関節、膝関節、足・足関節)、スポーツ整形外科脊椎・脊髄手・末梢神経、外傷、小児整形外科関節リウマチ骨・軟部腫瘍骨代謝など12の専門クリニックからなります。
関節外科では人工関節だけではなく、骨切り術や靱帯再建術、関節鏡を用いた低侵襲手術まで幅広く行っています。スポーツ整形外科はトップレベルのアスリートを関係病院と連携して診療しています。脊椎・脊髄外科では、顕微鏡や内視鏡を用いた低侵襲手術だけではなく、ナビゲーションシステムを用いた高度な側弯症矯正術も行っています。外傷では高度救命救急センターを有する関連施設と連携し、十分な研修を行えます。特に大学病院で小児整形外科外来を有しているのが特徴で、大学病院で小児整形の研修を行うことができます。関節リウマチに関しては、内科と連携したリウマチセンターがあり、集学的治療を行っています。骨軟部腫瘍に対するスタッフも充実しており、他の施設では経験できない骨軟部腫瘍をバランスよく研修できます。運動器リハビリテーションに関しては、リハビリテーション医学教室と緊密に連携し、その研修を充実させています。
また、先進的な研究も臨床研究を中心として、それに必要な基礎研究にも力を入れています。基礎研究、トランスレーショナルな研究に関しても深い関わりを持つことができます。研修しながら研究を行うことも可能であり、研究に意欲のある研修者の要望にも応えることが可能です。