ヒトの祖先が二足直立歩行を獲得したのは、およそ1,000万年前と言われています。ヒトの足は特殊な進化をとげ、最大の特徴として縦方向と横方向にアーチ構造をもち、二足直立で歩行する際にも荷重が支持できるようになったといわれています。
足部に何らかの障害が生じた場合、正確な診断を行うには診察や画像読影に多くの知識と技術が必要です。足の外科では多様な足部障害の患者さんが受診するため、その知識と技術を身につける事が可能なだけでなく、荷重支持機構の病態を解明し,効果的な機能再建法の確立を目指して研究を行っています。