関連病院紹介

京都第一赤十字病院

病院の紹介

京都第一赤十字病院は昭和9年(1934年)11月に設立され,実稼働病床598床(許可病床652床),医師数248名(初期研修医・専攻医77名を含む),33診療科+3診療部を有し,京都府立関連病院の中でも京都第2赤十字病院と並ぶ大規模総合病院として臨床ならびに教育研修の拠点病院として機能しています。DPC特定病院群(高診療密度)病院(全国で140病院,京都では4病院)には京都では最も早く承認されています。

病院は市内南部に位置し,伏見区,東山区,南区,国道24号線沿いの京都府南部地域の患者さんを中心に医療を行っています。病院の掲げる理念として京都府南部地域における最高の基幹病院になることを掲げています。また日本赤十字社の一員として,病院における通常医療だけでなく災害救援活動を国内のみならず国際的にも行なっています。国内での大規模災害対応事例としては,記憶に残るところでは東北および熊本大震災へのDMAT派遣や,京都アニメーション放火殺人事件,京都祇園軽ワゴン車暴走事件での重症患者救急受け入れを行いました。

整形外科においては年間の手術症例数は1200例を超え年々増加の一途をたどっています。当院は外傷治療,人工関節などの関節外科,脊椎外科,透析関連疾患の4つの柱を中心に診療を行っています。

外傷治療では「Preventable Trauma Disability」を最小限にする目標とともに重度四肢外傷にも積極的に取り組み,「重度の外傷患者を職場復帰させる,いいかえれば納税者に戻す」を使命に治療に励んできました。

股関節疾患の治療は平成17年に今井亮から山添勝一へと引き継がれ,側方アプローチによる手術展開,骨セメントを用いたステム設置,同種骨を用いた人工股関節再置換症例への対応などに積極的に取り組んできました。その成績は,脱臼例や術後感染例を認めず非常に良好でした。現在は栗林(リハビリテーション科)副部長が中心となり伝統を引き継ぎながら,新たに前側方アプローチ下での関節置換術を行なっており術後早期から疼痛の少ない機能訓練が可能となっています。

脊椎外科は,平成15年に宮本達也から大澤部長へと引き継がれ,脊椎専用の顕微鏡(2001年),内視鏡(2002年),手術ナビゲーションシステム(2009年)の導入により低侵襲脊椎手術の時代へと発展しています。2010年からは経皮的内視鏡システムを導入し局所麻酔下での腰椎椎間板ヘルニア摘出術を開始しています(2013年同門会集談会にて報告)。現在,脊椎ナビゲーションシステムとしては術中に3D画像情報が取得可能なO-arm2を導入し高難度な脊椎手術に対応しています。また2022年には外視鏡システム(オリンパス ORBEYE)を導入しています。


2021年3月26日撮影 整形外科チーム

整形外科の特色

骨盤・寛骨臼骨折・多発外傷への取り組み

骨盤外傷を含む多発外傷は2つのPTD(preventable trauma deathおよびpreventable trauma disability)を避けることが重要と考えています。当院では救急科や放射線科と協同し,不安定型骨盤輪骨折に対し,MTP(massive transfusion protocol),外科的止血,パッキング,創外固定,TAE(transcatheter arterial embolization)およびREBOA(resuscitative endovascular balloon occlusion of the aorta)などを駆使して救命にあたっています。また,早期に内固定へconversionすることにより,合併症や機能障害を減らす取り組みをおこなっています。

寛骨臼骨折手術も積極的に行っています。必要に応じて術前に動脈塞栓術を放射線科に依頼しており,術中に生じる大量出血に対しても放射線科による緊急TAEにより止血が可能です。したがって,より安全に手術を完遂できる環境が整っております。

骨盤輪・寛骨臼骨折に関しては積極的に当院へ転院いただき,手術を行えるようにしております。TAEが可能な施設に関してはその病院への出張手術も行っています。

骨軟部腫瘍への取り組み

骨軟部腫瘍に関しては,昨今増加の一途をたどっている転移性骨腫瘍に対する治療を積極的に行っており,病的骨折を生じる前に手術を施行するようにしております。また,化学療法を要しない原発悪性骨軟部腫瘍に関しても,手術を行っております。ただ,化学療法を要する可能性が高い疾患に関しては大学附属病院への紹介を行っています。また,大学附属病院での骨軟部腫瘍カンファレンスに参加し,診断や治療の標準化を図っています。

重度四肢外傷(外傷再建外科)への取り組み

当院は,3次救急に対応しヘリポートを有しているため京都の北部や大阪など広範囲から重症外傷の受け入れ要請があります。したがって当院の整形外科では一般の整形外科外傷のみではなく,より重症度が高い上腕切断や下腿開放骨折といった軟部組織損傷を伴う重度四肢外傷の治療を行っています。手外科・マイクロサージェリーなどの知識と技術を応用して,神経・血管損傷の修復や遊離皮弁などを駆使した軟部組織再建を積極的に実践しています。このような外傷再建外科治療を整形外科として一貫して行えることが当科の特徴です。

具体的には,上腕切断・前腕不全切断・手部挫滅損傷に対して血管吻合・神経縫合および神経移植さらに腱移行などにより上肢機能の再建を目指して複数回の手術を計画的に行います。また軟部組織欠損を伴う下腿開放骨折に対しては,適切な時期に遊離皮弁(広背筋皮弁など)による被覆を目指しています。さらに最も緊急度が高い外傷性膝窩動脈損傷に対しては,6時間以内の血行再建が必要なため躊躇なく手術室へ搬入してできる限り早期の血行再建を行なっています。

これまでは,日本における重度四肢外傷の標準的治療戦略(Japan strategy)を学びながら必要な知識と技術の習得を重ねて多くの症例を経験してきました。今後は,このような重度四肢外傷に対する標準的治療が実践できるエキスパート施設として若手医師の育成にも重点を置いて地域の治療レベル向上を目指しています.外傷再建外科チームの一員として,重症患者さんの治療に取り組みながら社会復帰まで見届けるといった成功体験と感動を共有して欲しいと考えます。この分野の責任の重さと必要性を体感してもらい共に戦える同士になってくれることを願っています。

透析脊椎症への取り組み

当院は全国において早くから透析治療を導入し,多くの透析患者を治療してきました。今井亮,宮本達也らを中心に透析関連運動器疾患の治療では数々の業績を残しています。特に宮本の提唱した破壊性脊椎関節症の病期分類が知られています。その伝統を引き継ぎ,最近では「今日の整形外科治療指針」(医学書院出版)において透析性脊椎症の項目を大澤が担当執筆しています。

透析患者の脊椎手術では術前に多くの合併症があり,その上に周術期合併症と術後短期での死亡例も散見されます。当院では透析患者の脊椎手術症例は全例集中治療室にて術後管理を行っており,術後合併症を予防する取り組みを行ってきました。2003年7月から2021年12月にかけて脊椎疾患に対して当院で手術を施行した透析患者は135例です。初回手術までの透析期間は平均20年(2年~40年)と長期透析症例がほとんどです。周術期合併症は全手術症例のうち11件(10%)に発生しています。再手術率は腰椎高位で高い傾向であり初回除圧術後に再手術として固定術を要した症例を多く認めています。透析脊椎症の手術治療成績は依然として満足のいくものではありませんが,新しい手術方法を取り入れながら成績向上に取り組んでいます。

化膿性脊椎炎への取り組み

化膿性脊椎炎は他科疾患を合併したcompromised hostの増加や,発症年齢の高齢化,発症数の増加が近年報告されており,本疾患の治療におけるリスクは高まっています。手術を要するあるいは専門外であるとの理由で当院へ紹介されてくる脊椎炎例に対して,特定の医師が手術中や外来中に対応することは困難であり,チームとしてルーチンに対応する体制を構築する必要性がありました。当院では原因菌の同定や抗菌薬の選択においては感染制御部にコンサルトし,CTガイド下生検・ドレナージにおいては放射線科の協力体制のもとに脊椎炎の治療を行ってきました。2007年4月からの11年間で,当院で治療を行った脊椎炎は117例でした。当院での原因菌検出率は63%であり,そのうちグラム陽性球菌が52例と最多となっています。原因菌が不明でも治療経過には大きな影響はありませんでした。手術に至った症例は25例(21%)であり,保存療法で治癒に至る例を多く認めました。治療長期化の要因として原因菌がMRSAである事が最も大きな要因でした。本結果を受けて現在はcompromised hostに発症したMRSAによる脊椎炎は,抗MRSA薬の使用方法の見直しやハイリスク症例にも併用可能な低侵襲観血的治療(MIST)を早期に行う取り組みを始めています。これらの取り組みについては,第85回日本整形外科学会(2012年大澤)をはじめとして,第92回日本感染症学会(2018年森)や第48回日本脊椎脊髄病学会(2019年森)にて継続的に報告を行ってきました。これらの学術活動が評価され第48回日本脊椎脊髄病学会において優秀論文賞(森)28)を受賞しています。

腰椎椎間板ヘルニアに対する低侵襲治療

腰椎椎間板ヘルニアに対して,椎間板内酵素注入療法を2019年より開始しており,これまでに22例の施術を行い,改善率は86.4%を認めています。保存療法抵抗性の症例には完全内視鏡視下椎間板摘出術(FED)を京滋地域では最も早く平成22年より開始しています。FEDでは椎弓間(IL),経椎間孔(TF),後外側(PL)のどの進入法にも対応しており。TF進入法では局所麻酔下でのヘルニア摘出術も行なっています。またTF進入が困難な椎間孔狭小例では椎間孔拡大形成(foraminoplasty)を併用した摘出も行なっています。

診療・指導体制

大澤 透
役職 院長補佐,整形外科主任部長,第2整形外科部長,教育推進室副室長
卒年、卒業大学 平成3年卒・京府医大
専門領域 脊椎脊髄疾患
資格 日本整形外科学会脊椎脊髄認定医,日本脊椎脊髄病学会指導医,日本整形外科学会専門医
趣味、特技 日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート,カレー料理,ワインに合う料理,スキューバダイビング
植田 秀貴
役職 第1整形外科部長
卒年、卒業大学 平成7年卒・京府医大
専門領域 骨軟部腫瘍,骨盤寛骨臼骨折,多発外傷
資格 日本整形外科学会専門医,運動器リハビリテーション医,スポーツ認定医, 日本リハビリテーション医学会専門医
趣味、特技 スキー
奥村 弥
役職 第1整形外科副部長,リウマチセンター 副センター長
卒年、卒業大学 平成9年卒・名古屋市大
専門領域 外傷再建外科・手外科・末梢神経・関節リウマチ
資格 日本整形外科学会専門医
趣味、特技 サッカー,ロードバイク,料理
栗林 正明
役職 リハビリテーション科副部長
卒年、卒業大学 平成14年卒・京府医大
専門領域 股関節外科
資格 日本整形外科学会専門医・指導医,日本リハビリテーション医学会専門医
趣味、特技 剣道5段 ,セメントステムの普及に向けて活動しています。
森 弦
役職 第2整形外科副部長
卒年、卒業大学 平成14年卒・滋賀医大
専門領域 脊椎脊髄疾患
資格 日本整形外科学会脊椎脊髄認定医,日本脊椎脊髄病学会指導医,日本整形外科学会専門医
趣味、特技 スノーボード,サッカー,ゴルフ
吉原 靖
役職 第1整形外科医長
卒年、卒業大学 平成16年卒・富山医薬大
専門領域 膝関節外科,整形外科全般
資格 日本整形外科学会専門医
趣味、特技 バスケットボール
溝尻 直毅
役職 第2整形外科副医長
卒年、卒業大学 平成22年卒・信州大
専門領域 骨軟部腫瘍
資格 日本整形外科学会専門医,日本体育協会公認スポーツドクター
趣味、特技 バスケットボール,サッカー
橋本 秀介
役職 第2整形外科医員
卒年、卒業大学 平成25年卒・金沢医大
専門領域 脊椎脊髄疾患 
資格 日本整形外科学会専門医
趣味、特技 ラグビー,音楽
杉江 啓輔
役職 第1整形外科医員
卒年、卒業大学 平成29年卒・京府医大
専門領域 整形外科全般
趣味、特技 テニス
岸田 和大
役職 第1整形外科医員
卒年、卒業大学 平成31年卒・滋賀医大
専門領域 整形外科全般
趣味、特技 総合格闘技
的場 裕恵
役職 救急科医長
卒年、卒業大学 平成17年卒・琉球大学
専門領域 救急医学,整形外科全般
資格 日本救急医学会救急科専門医,JATECインストラクターJ,PTECインストラクター,日本赤十字社海外派遣要員,日本DAMT隊員
小林 政史
役職 整形外科非常勤
卒年、卒業大学 平成8年卒・京府医大
専門領域 膝関節外科,整形外科全般
資格 日本整形外科学会専門医
横関 弘一
役職 整形外科非常勤
卒年、卒業大学 平成18年卒・福岡大
専門領域 小児整形,整形外科全般
資格 日本整形外科学会専門医

週間業務スケジュール表

  午前 午後 外来診療
8:00〜
術前検討会
定期手術
定期手術
造影検査
初診
再診
8:00〜
第1火曜総合医局集会
包交日
  初診
再診
8:00〜
術前検討会
定期手術
定期手術 初診
再診
定期手術日
包交日
造影検査
第3木曜14:00〜OLSカンファレンス
第1,3木曜16:00〜リハビリカンファレンス
初診
再診
8:00〜
術前・術後検討会
定期手術
定期手術 初診
再診
教育研修への取り組み
  1. ギプス講習  年1回
  2. 縫合実習   年1回
  3. 感染症カンファレンス ①感染性脊椎疾患 ②四肢の感染性疾患 年1回で左記テーマを交互に開催
  4. 院内研修医向けレクチャー 年3回
  5. 学会出張手当あり
  6. 学会発表  初期〜後期研修では日本骨折治療学会,中部整災学会,京都整形外科懇話会へ主に発表していただき,論文作成指導を行っている。
  7. 論文投稿手当あり
  8. 研修日なし ただし他院への手術研修など随時可能,日赤病院間での人事交流制度あり。これまでの実績として武蔵野日赤、名古屋2日赤への人事交流あり。
  9. 初期臨床研修 1ヶ月〜選択プログラムあり
    初期研修1年目時点で1ヶ月のローテートが可能。2年目では最大6ヶ月間の整形外科選択が可能
  10. 脊椎脊髄外科専門医基幹研修指定病院
処遇など
  1. 当直体制  外科系救急出番あり,時間外労働手当支給,当直翌日の予定手術の執刀制限ルールを遵守しています。
  2. オンコール  各診療科の時間外オンコール体制あり  オンコール手当あり
  3. 院外画像閲覧システムあり(診療科内グループ閲覧)
  4. 有給休暇:年次有給休暇 6ヶ月勤務後に10日間
  5. 特別有給休暇 結婚,忌服,夏休(5日間)
  6. 住居手当 最高28,500円まで該当者に支給
  7. 宿 舎:宿舎なし
  8. 健康管理:健康診断(年2回)
働き方改革への取り組み
  1. 有給休暇取得推進活動(Happy Holiday Project: HHP)  年間7日間の有給休暇取得を厳守しています。
  2. 当直明け,深夜時間外労働翌日の手術執刀制限 年間4回までに止めるように制限しています。また当直明け翌日の勤務についても制限しています。
  3. 準チーム医療推進について患者向け説明を外来掲示  当院整形外科の担当医制度,医師の働き方改革について,患者に対する啓蒙活動を行っています。
  4. 外来完全紹介予約制を平成26年より導入  外来縮小に向けてかかりつけ医との連携を含めて対応しています。
  5. 当直制度から時間外労働制への給与制度変更 令和3年より当直手当から時間外労働手当へ制度変更,時間外労働として認められる業務規準を策定しています。

当科の主な手術内容(特色)と件数

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021
骨接合術 304 314 358 360 369 360 333 278 251
脊椎脊髄 176 191 199 172 254 258 267 249 245
人工関節 173 173 175 208 204 231 219 245 188
腫瘍 14 16 13 20 28 38 47 21 39
創外固定 6 16 15 20 11 21 13 8 24
切断術 16 17 23 18 11 21 13 7 5
抜釘術 89 79 101 89 109 98 115 109 85
総件数 988 1056 1151 1224 1259 1319 1315 1180 1060
脊椎脊髄疾患の疾患別手術症例数  平成15年から令和3年 3121例
疾患名 症例数
腰部脊柱管狭窄症 842
腰椎椎間板ヘルニア 429
頚椎症性脊髄症 304
脊椎外傷 218
透析性脊椎症 135
脊柱靭帯骨化症 89
頚椎椎間板ヘルニア 73
転移性脊椎腫瘍 69
脊柱変形・側弯症 54
感染性脊椎炎 53
骨粗鬆症性脊椎疾患 51
腰椎分離症・すべり症 49
脊髄腫瘍 47
関節リウマチ関連脊椎症 12

主な業績

  1. 大澤 透,澤村和秀,竹中 孝,的場裕恵,浅田麻樹,山添勝一:当院における化膿性脊椎炎の動向と治療戦略 より集学的な治療を目指して,中部整災誌, 56:621-622, 2013.

  2. 藤井雄太,植田秀貴,栗林正明,吉原 靖,山添勝一:不安定型骨盤輪骨折によると思われたpreventable trauma deathの1例::骨折, 37巻No.4,973-976,2015

  3. 植田秀貴,奥村 弥,栗林正明,竹中 孝,杉谷和哉,山添勝一:大腿骨転移性骨腫瘍による病的骨折の治療成績:骨折, 37巻No.1,188-191,2015

  4. 植田秀貴,奥村 弥,栗林正明,澤村和秀,吉原 靖,山添勝一:不安定型骨盤輪骨折に対して,椎弓根螺子による前方再建を施行した2例:骨折,352-355,2015

  5. 松浦宏貴, 植田秀貴, 喜馬崇至, 栗林正明, 井上敦夫, 山添勝一:出血性ショックを伴う不安定型骨盤輪骨折に対する治療プロトコールの有用性,骨折, 39:610-613, 2017.

  6. 大澤 透, 森 弦, 植田秀貴, 栗林正明, 松浦宏貴, 山添勝一:透析患者に対する脊椎手術の周術期合併症,再手術および術後生存率からみた問題点,腎と透析 82,別冊 腎不全外科, 26-29, 2017.

  7. 井上敦夫,吉原靖,白子千裕,小林政史,山添勝一.Triathlon PKRの術後短期成績-屈曲拘 縮膝において大腿骨インプラントは屈曲位に設置されやすい-. JOSKAS;43(2):468 -469, 2018.

  8. 井上敦夫,大石久雄,栗林正明,小林政史.屈曲拘縮膝においてTriathlon PKRの大腿骨インプラントは屈曲位に設置されやすい-Oxford partial kneeとの比較-.日本人工関節学会誌 48; 715 -716,2018.

  9. 吉原靖,井上敦夫,白子千裕,小林政史,山添勝一.膝蓋腱断裂を伴った膝複合靭帯損傷の 2 例. JOSKAS;43(2):514 -515,2018.

  10. 喜馬崇至,栗林正明,吉原靖,井上敦夫,奥村弥,大澤透.大腿骨転子下骨折術後にインプラン ト折損を生じた 2 症例. 中部整災誌 61(1) :43-44,2018.

  11. 松浦宏貴,植田秀貴,吉原靖,栗林正明,井上敦夫,山添勝一.骨盤輪骨折に合併する腸管損傷の特徴.骨折 40(3)788 -792,2018.

  12. 白子千裕,吉原靖,井上敦夫,山添勝一.スポーツ活動中に受傷した脛骨遠位骨端線損傷の治療 経験.JOSKAS;43(3):877 -882,2018.

  13. 白子千裕,生駒和也,城戸優充,細川俊浩,牧昌弘,大橋鈴世,久保俊一.踵骨疲労骨折を疑われた足部通に対して踵舟状骨癒合症と診断し癒合部切除術が著効した 1 例.日本足の外科学会; 39(1):302 -305,2018.

  14. 竹浦信明,栗林正明,喜馬崇至,松浦宏貴,植田秀貴,大澤透.リトルリーガーに生じた大腿骨 転子下疲労骨折の 1 例. 中部整災誌 61(1):53-54,2018.

  15. 井上敦夫,吉原靖,白子千裕,小林政史,山添勝一.UKA術後に持続する関節水腫症例の検討. JOSKAS.44(1)・288 -289.2019.

  16. 栗林 正明,大石久雄.Anterolateral-supine approachによる人工股関節全置換術の導入期の注意点. Hip Joint.45(1);253-256.2019.

  17. 竹中 孝,奥村弥,杉谷和哉,池上徹,岩井宏之,山添勝一.観血的に整復を要した小指基節骨 骨端線損傷術後に自動屈曲障害を呈した 1 例. 中部整災誌.62(2); 285 -286.2019.

  18. 吉原靖,井上敦夫,白子千裕,小林政史,山添勝一.脛骨近位部脆弱性骨折に対して矯正骨切り術 を施行した 2 例.JOSKAS.44(2)・474-475.2019.

  19. 松浦宏貴,的場裕恵,神田圭大,大石久雄,井上敦夫,植田秀貴.距骨周囲脱臼の 1 例.骨折. 41(2); 610-613.2019.04.

  20. 栗林 正明, 大石 久雄 人工股関節全置換術の地域連携パスの適応基準 Hip Joint 46 695-697 2020.08

  21. 野呂 絵美子, 栗林 正明, 大石 久雄 両側同時人工股関節全置換術後患者に対しHonda歩行アシストを使用した経験 Hip Joint 46 286-289 2020.08

  22. 栗林 正明, 植田 秀貴,出射 千裕,大石 久雄,吉原 靖,大澤 透 不安定型大腿骨転子部骨折に対するWatson-Jones進入法での直視下整復 中部整災誌 62(6);983‐984 2019.11

  23. 大石久雄,栗林正明 弛みのない初期Lord式ステム抜去に対する扇状大腿骨縦割開窓手技 Hip Joint 46 1103-1106 2020.08
  24. 大澤 透. 透析性脊椎症. 今日の整形外科治療指針.第8版 医学書院. 2021.10
  25. 吉原 靖,井上敦夫,出射千裕,小林政史 内側楔状開大式高位脛骨骨切り術時の膝窩動脈損傷に対し仰臥位内側アプローチで修復術を施行した1例 JOSKAS 46(2) 372-373 2021
  26. 祐成 毅, 植田 秀貴, 大石 久雄, 井上 敦夫, 奥村 弥, 堀江 直行 高齢者の寛骨臼骨折術直後に急性下肢動脈閉塞症を認めた1例 骨折 43巻3号 612-615 2021.05

  27. 岡田 貴史, 植田 秀貴, 出射 千裕, 森 弦, 大澤 透 乳癌胸髄硬膜転移の1例 中部整災誌 64(1); 71-72 2021.01

  28. 森 弦,大澤 透,竹浦信明,出射千裕,祐成 毅,大石久雄,的場裕恵,吉原 靖,栗林正明,井上敦夫,奥村 弥,植田秀貴,池田 巧 当院における化膿性脊椎炎の集学的治療 -11年間117例の検討- J. Spine Res. 12 4−9 2021

  29. 栗林 正明, 大石 久雄 人工股関節全置換術の地域連携パス適応基準で患者の転院に関する意思決定は変化するか Hip Joint 47 757-760 2021.08

  30. 疋田 亜由美,栗林 正明, 大石 久雄 術前歩行速度と運動能力で人工股関節全置換術の転帰が分かるか? Hip Joint 47 S49-S51 2021.08

  31. 竹浦信明,森 弦,出射千裕,祐成 毅,大石久雄,大澤 透 BCG膀胱内注入療法後に発生した化膿性脊椎炎の1例 中部整災誌 64; 267-268 2021

学会発表
  1. 1. 奥村 弥, 植田 秀貴, 横関 弘一, 喜馬 崇至, 吉原 靖, 井上 敦夫, 山添 勝一;下肢骨折に伴う皮膚欠損に対してVAF Flapを用いて再建を行った治療経験:第41回日本骨折治療学会,奈良,2015. 6.26-27
  2. 吉原 靖,井上敦夫,松浦宏貴,的場裕恵,栗林正明,奥村 弥,植田秀貴,山添勝一;広範囲の大腿骨外顆骨欠損を伴う開放骨折の関節再建に同種骨移植術(大腿骨頭)を施行した1例:第21回救急整形外傷シンポジウム,台北,2015.6.26-27
  3. 井上敦夫,吉原 靖,小林政史,栗林正明,山添勝一;大腿骨骨幹部骨折後変形治癒を伴うTKAのゆるみに対して大腿骨矯正骨切り術後にTKA再置換術を施行した1例:第45回日本人工関節学会,福岡,2015.2.27-28.
  4. 吉原 靖,井上敦夫,松浦宏貴,的場裕恵,栗林正明,奥村 弥,植田秀貴,山添勝一;広範囲の大腿骨外顆骨欠損を伴う開放骨折の関節再建に同種骨移植術(大腿骨頭)を施行した1例:第7回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会,札幌,2015.6.18.
  5. 井上敦夫,吉原 靖,小林政史,奥村 弥,植田秀貴,山添勝一;膝蓋骨非置換TKAにおける膝蓋骨形状による膝蓋大腿関節適合性の違いについて -術後5年以上経過したTKAの検討-:第7回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会,札幌,2015.6.19
  6. 石田雅史,上島圭一郎,齊藤正純,藤岡幹浩,栗林正明,後藤毅,大石久雄,久保俊一;特発性大腿骨頭壊死症に対する人工骨頭置換術後の疼痛と画像所見の関連:第42回日本股関節学会学術集会,大阪,2015.10.30
  7. 池上 徹,上島圭一郎,石田雅史,齊藤正純,藤岡幹浩,林 成樹,栗林正明,久保俊一;ステロイド性骨壊死モデルに対するスタチン投与後の大腿骨血流評価:第42回日本股関節学会学術集会,大阪,2015.10.31
  8. 松浦宏貴,植田秀貴,喜馬崇至,横関弘一,吉原靖,森弦,栗林正明,井上敦夫,奥村弥,小林政史,大澤透,山添勝一;不安定型骨盤輪骨折による出血性ショックに対する骨盤パッキングの小経験:京都府立医大整形外科同門会集談会;京都市;2015.12.4
  9. 植田秀貴,栗林正明,大石久雄,神田圭大,池田巧.距骨周囲脱臼骨折の 1 例.第55回日本リハビリテーション医学会.2018.6.28.福岡.
  10. 植田秀貴,松浦宏貴,大石久雄,栗林正明,井上敦夫,奥村弥.不安定型大腿骨転子部骨折に対 するASULOCKの使用経験.第44回日本骨折治療学会.2018.7.6.岡山.
  11. 奥村弥.関西JSETSの今.日本重度四肢外傷シンポジウム.第 5 回日本重度四肢外傷学会. 2018.7.21.東京.
  12. 栗林正明,大石久雄.Anterolateral-supine approach による人工股関節全置換術の導入期の注 意点.第45回日本股関節学会.2018.10.26.名古屋.
  13. 森弦,大澤透,大野聖子.当院における10年間での化膿性脊椎炎の臨床的検討. 第92回日本感染症学会.2018.5.31.岡山.
  14. 大石久雄,栗林正明,山添勝一.側臥位人工股関節全置換術における体位固定後の単純X線撮影ではカップ外方開角の設置精度は向上しない.第45回日本股関節学会.2018.10.27.名古屋.
  15. 松浦宏貴,植田秀貴,神田圭大,大石久雄,井上敦夫.距骨周囲脱臼の 1 例.第44回日本骨折 治療学会.2018.7.6.岡山.
  16. 植田秀貴,出射千裕,大石久雄,栗林正明,井上敦夫,奥村弥.大腿骨転子部骨折に対する ASULOCKの成績.第45回骨折治療学会.2019.6.29.福岡.
  17. 奥村弥.土壌汚染に対するスタンダードストラテジー.第 4 回重度四肢外傷シンポジウム. 2019.7.13.札幌.
  18. 井上敦夫,出射千裕,吉原靖,小林政史.骨切りジグ固定ピンの骨孔が原因と考えられたUKA (Persona Partial Knee System)術後脛骨内顆骨折の 1 例.第11回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会学術集会.2019.6.15.札幌.
  19. 井上敦夫.TKA周術期管理について.-Duloxietinが有用であった症例の検討-.第15回ひふみ会. 2019.7.13.京都.
  20. 奥村弥.上肢に発症した非結核性抗酸菌感染症の治療経験.第62回日本手外科学会学術集会. 2019.4.18〜19.札幌.
  21. 栗林正明,植田秀貴,出射千裕,大石久雄,吉原靖,大澤透.不安定型大腿骨転子部骨折に対して Watson -Jones進入法での直視下整復.第132回中部日本整形外科災害外科学会.2019.4.6.津市.
  22. 栗林正明,大石久雄,井上敦夫,祐成毅,植田秀貴,池田巧.人工股関節全置換術の地域連携パス の運用実態と適応基準.第56回リハビリテーション医学会学術集会.2019.6.14日.神戸.
  23. 栗林正明,大石久雄.人工股関節全置換術の地域連携パスの適応基準.第46回日本股関節学会学術 集会.2019.10.26.宮崎市.
  24. 栗林正明.地域連携で満足度を上げる人工股関節全置換術.第315回京都整形外科医会. 2019.11.30.京都市.
  25. 森弦,大澤透,竹浦信明,出射千裕,祐成毅,大石久雄,吉原靖,栗林正明,井上敦夫,奥村弥, 植田秀貴,池田巧.当院における化膿性脊椎炎の集学的治療の動向 -11年間117例の検討-. 第48回日本脊椎脊髄病学会学術集会.2019.4.20.横浜.
  26. 吉原靖,井上敦夫,出射千裕,小林政史.人工膝関節全置換術後早期に反張膝を呈した 1 例. 第11回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会学術集会.2019.6.15.札幌.
  27. 大石久雄,栗林正明.ゆるみのない初期Lord式ステム抜去に対する扇状大腿骨縦割開窓手技. 第46回日本股関節学会学術集会.2019.10.26.宮崎市.
  28. 祐成毅,奥村弥,吉原靖,大石久雄,神田圭大,出射千裕,的場裕恵,森弦,栗林正明,井上敦夫, 植田秀貴,大澤透.足背動脈触知不能な下腿開放骨折の治療戦略 -われわれのコラホボレーション-. 第24回救急整形外傷シンポジウム.2019.3.23.那覇.
  29. 祐成毅,植田秀貴.サイレント・マニピュレーションが有効であった肩関節周囲炎の一例.東山 医師会 病診合同学術集談会.2019.9.7.京都.
  30. 池上徹,山添勝一,栗林正明.Spitzy変法の術後成績.第46回日本股関節学会学術集会. 2019.10.26.宮崎市.
  31. 井上敦夫,出射千裕,吉原 靖,小林政史. 透析患者に対する人工膝関節単顆置換術の治療成績および合併症の検討 第12回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会学術集会 2020.12.17-19. 神戸
  32. 吉原 靖,井上敦夫,出射千裕,小林政史 内側楔状開大式高位脛骨骨切り術字の膝窩動脈損傷に対し仰臥位内側アプローチで修復術を施行した1例 第12回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会学術集会 2020.12.17-19. 神戸
  33. 出射千裕,井上敦夫,吉原 靖,小林政史 人工膝関節全置換術の術後type4感染に対する二期的再置換の治療経験 第12回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会学術集会 2020.12.17-19. 神戸
  34. 植田秀貴,出射千裕,森弦,大澤透 乳癌胸髄硬膜転移の1例 第53回日本整形外科学会骨軟部腫瘍学術集会 2020.9.11-30 オンライン
  35. 祐成毅,奥村弥,大石久雄,井上敦夫,植田秀貴,堀江直之,奥村弥,大石久雄,井上敦夫,植田秀貴,堀江直之 高齢者の寛骨臼骨折術直後に急性下肢動脈閉塞を認めた1例 第46回日本骨折治療学会 2020.9.11-10.30 オンライン
  36. 奥村弥,出射千裕,大石久雄,吉原靖,植田秀貴 Gustilo3B/C前腕開放骨折に対する治療経験 第47回日本骨折治療学会 2020.9.11-10.31 オンライン
  37. 奥村 弥 上肢に発症した劇症型溶連菌感染症に対する 陰圧併用筋膜上ドレナージによる治療経験 第63回日本手外科学会学術集会 2020.6.25-8.17 オンライン
  38. 奥村 弥 前腕開放骨折Gustilo type Ⅲb/cに対する治療経験 第46回日本骨折治療学会学術集会 2020.11.4-12.25 オンライン
  39. 森 弦,大澤 透,竹浦信明,出射千裕,祐成 毅,大石久雄,吉原 靖,栗林正明,井上敦夫,奥村 弥,植田秀貴,池田 巧 骨粗鬆症性椎体骨折に対する伸延型人工椎体(X-Core2)を用いた脊柱前後合併再建術は前方からか後方からか -多施設後ろ向き研究- 第49回日本脊椎脊髄病学会2020.9.7 神戸
  40. 栗林 正明, 大石 久雄 人工股関節全置換術の地域連携パス適応基準で患者の転院に関する意思決定は変化するか 第47回日本股関節学会学術集会 2020 Web
  41. 疋田 亜由美,栗林 正明, 大石 久雄 術前歩行速度と運動能力で人工股関節全置換術の転帰が分かるか? 第47回日本股関節学会学術集会 2020 Web
  42. 大石久雄,栗林正明,井上敦夫,山添勝一 KTプレートと同種骨移植を用いた寛骨臼再建の短期成績 第50回日本人工関節学会 2020.2.21
  43. 大石久雄,栗林正明,出射千裕,祐成 毅,井上敦夫,植田秀貴,池田 巧 KTプレートと同種骨移植を用いた人工股関節再置換術後に早期荷重を行った4例 第57回日本リハビリテーション医学会学術集会 2020.8.22
  44. 大石久雄,栗林正明,出射千裕,祐成 毅,井上敦夫,植田秀貴,池田 巧 人工股関節全置換術の地域連携パス適応基準はパス登録を減らす 第57回日本リハビリテーション医学会学術集会 2020.8.22
  45. 橋本秀介,森  弦,杉江啓輔,植田秀貴,大澤 透 妊娠後骨粗鬆症性脊椎多発圧迫骨折による脊柱後弯変形に対し矯正手術を行った1例 第137回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会 WEB 2021.10.8-9
  46. 吉原 靖,井上敦夫,小林政史 脛骨粗面移行術後の変形性膝関節症に対しハイブリッド式高位脛骨骨切り術を施行した1例 第13回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会学術集会 札幌 2021.6.17-19.
  47. 奥村 弥 正中神経障害を伴った完全転位型上腕骨顆上骨折の術式選択にエコーによる軟部組織評価が有用だった1例 第47回日本骨折治療学会学術集会 神戸 2021.7.2-3
  48. 奥村 弥 多量服薬後のmissed compartment syndromeの治療経験筋膜切開のリスクと工夫について 第64回日本手外科学会学術集会 長崎 2021.4.22-23
  49. 植田 秀貴, 栗林 正明, 的場 裕恵, 吉原 靖, 大石 久雄, 奥村 弥 骨盤輪骨折における恥骨固定方法の検討 第47回日本骨折治療学会 神戸 2021.7.3
  50. 森 弦,大澤 透,竹浦信明,出射千裕,祐成 毅,大石久雄,吉原 靖,栗林正明,井上敦夫,奥村 弥,植田秀貴,池田 巧 骨粗鬆症性椎体骨折に対する伸延型人工椎体(X-Core2)を用いた脊柱前後合併再建術は前方からか後方からか -多施設後ろ向き研究- 第50回日本脊椎脊髄病学会京都2021.4.22-24

若手医師の声

橋本秀介 平成25年卒・金沢医科大学

私は大学を卒業後,京都第二日赤で2年間の卒後臨床研修を終えて,平成27年に京都府立医科大学整形外科に入局しました。その後京都中部医療センターに勤めたのちに令和3年4月から京都第一日赤で働いております。京都第一日赤では脊椎疾患や外傷を中心に,整形外科の面白さに触れて発見と勉強の日々です。

当院整形外科の特徴として,まず挙げたいと思うのは人だと思います。各分野にプロフェッショナルな指導医の先生方がおられるため,勉強になり症例を相談しやすいといったメリットがあります。次に当院は3次救急でありヘリポートもあることから多様な症例に出会うことが出来るため,将来的に進んでいく整形外科の中での専門分野について広く情報をあつめ,選択肢を広げることが出来るのも大きな魅力であると思います。また,全身管理なども他科と連携を密にとり相談しながら治療に当たれるのも当院の特徴でしょう。脊椎外科に関しては,低侵襲脊椎手術はもちろんのこと,経皮的内視鏡システムや術中に3D画像情報が取得可能なO-arm2を用いた手術など,最新の治療を学べる点も利点です。また私自身は京都府ラグビー協会でスポーツドクターとして活動しておりますが,他の先生方も様々なスポーツで競技を続けておられたり,ドクターとして活躍されているのも特徴です。

高齢化社会となった現代では,整形外科は高齢者を含めてQOLの追求のために欠かせない診療科となっていますが,外傷やスポーツ整形も含めると老若男女に求められる診療科です。このように多くの分野で活躍の場がある整形外科はとてもやりがいがあると感じております。

興味を持った先生や学生の方は是非一度見学に来ていただき,当院整形外科の魅力に触れてみてください。心よりお待ちしております。