関連病院紹介

洛和会丸太町病院

病院の紹介

洛和会丸太町病院は1967年(昭和42年)に京都市中京区に地域の急性期医療を担う病院として開設されました。以来、地域の診療所や病院とも連携を深め、病診連携ネットワークを築き上げてきました。救急搬送も積極的に受け入れ、京都市内では中心的な役割の一翼を担っております。市街地という交通の利便性を生かし、急性期医療を中心にした地域密着型の病院として、さらなる発展を目指しています。

整形外科の特色

何と言っても、全力で最高の医療をやろうというモチベーションと全力で遊びも頑張ろうという姿勢だと思います(笑)。わずか6人のドクターで1500件近くの手術をこなしていますが、夕方には病院を出よう!というムードの中、集中して仕事をしています。そのために必要な知識、必要なskillを磨こうと、全員が向上心で溢れています。経験豊富な脊椎外科医、膝関節外科医、肩肘関節外科医、スポーツ整形外科医が揃っているため、外傷を含めた様々な分野を取り扱っています。150床という限られた病床の中、他科およびコメディカルの手厚いサポートにより、スムーズな病床運営を行えていることも当院の強みです。

診療・指導体制

原田 智久
役職 副院長 兼 脊椎センター長
卒年、卒業大学 平成8年 京都府立医大卒
専門領域 脊椎脊髄外科
資格 日本整形外科学会整形外科専門医/認定脊椎脊髄病医、日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医、医学博士、臨床研修指導医
高宮 尚武
役職 部長 兼 関節外科センター長
卒年、卒業大学 平成6年 関西医大卒
専門領域 膝関節外科
資格 日本整形外科学会整形外科専門医、認定リウマチ医、認定スポーツ医、認定運動器リハビリテーション医、医学博士、臨床研修指導医
古川 龍平
役職 副部長
卒年、卒業大学 平成17年 愛媛大卒
専門領域 肩肘関節外科、スポーツ整形外科
資格 日本整形外科学会整形外科専門医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、医学博士、臨床研修指導医
槇尾 智
役職 副部長
卒年、卒業大学 平成19年 福井大卒
専門領域 脊椎脊髄外科
資格 日本整形外科学会整形外科専門医/認定脊椎脊髄病医、日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター
福原 大祐
役職 シニアレジデント
卒年、卒業大学 平成30年 京都府立医大卒
山元 龍太郎
役職 シニアレジデント
卒年、卒業大学 平成31年 浜松医大卒
当科の特徴
  1. 月曜から金曜まで毎日が手術日です。
  2. 外来は基本的にそれぞれのドクターが新患日を1日、再診日を1日担当し、残りの3日を手術日に当てています。研修医の先生には予診を担当してもらうこともあります。指導医は後期専攻医の外来日にも外来を行っており、いつでも相談可能な体制になっています。
  3. 毎週月曜と水曜の朝8時からカンファレンスを行い、症例の検討を行っています。また水曜のカンファレンスの後、病棟回診を行っています。
  4. 救急外来ですが、基本的には総合診療科・救急科がファーストタッチを行い、外来担当医にコンサルトしていただく体制となっています。研修医の先生の希望によってはファーストタッチから救急診療に携わることも可能です。
  5. 研修医の先生は希望に応じた研修が可能で、手術と外来の配分を調整しながら研修することが可能です。
  6. 完全週休2日制で、祝日は休暇となっています。また当院には夏季休暇の代わりにリフレッシュ休暇制度があり、年に一度10日間まで連続して休暇を取ることができます。

当科の主な手術内容(特色)と件数

2021年 手術件数

  1. 外傷 430件
  2. 人工関節 204件
  3. 脊椎脊髄 437件
  4. 肩肘関節 251件
  5. スポーツ 98件

主な業績

2021年

著書
  1. 原田 智久 成人脊柱変形に対する経皮的矯正術 LIFとAll PPS を用いて
    臨床整形外科56 (4),医学書院 347-352 2021年4月15日
論文
  1. 古川 龍平 筋前進術(Debeyre-Patte変法)を用いた鏡視下腱板修復術
    肩関節311-316  2021年11月3日
  2. Daisuke Fukuhara Tibial Condyle Valgus Osteotomy for Ipsilateral Knee Osteoarthritis after Hip Arthrodesis Case Report in Orthopedics 2021年10月29日
学会
  1. 原田 智久 Revision surgery(高齢者脊椎手術)のコツと落とし穴
    第50回日本脊椎脊髄病学会学術集会 第19回脊椎脊髄病研修コース
    2021年4月24日
  2. Tomohisa Harada Usefulness of percutaneous pedicle screws for minimizing the risk of proximal junctional kyphosis after adult spinal deformity correction 13th Combined Meeting of Asia Pacific Spine Society & Asia Pacific Paediatric Orthopaedic Society 2021年6月9-12日
  3. 原田 智久 成人脊柱変形に対する経皮的矯正術における我々の工夫
    第28回日本脊椎・脊髄神経手術手技振学会学術集会 2021年9月3-4日
  4. Tomohisa Harada Percutaneous pedicle screws minimize the risk of proximal junctional kyphosis after adult spinal deformity correction surgery The 1st Annual SMISS Asia/Pacific Meeting September 29-October 1, 2021
  5. 原田 智久 成人脊柱変形をMIS手技で完遂するためのコツ
    第30回日本脊椎インストゥルメンテーション学会  2021年10月1-2日
  6. 原田 智久 成人脊柱変形に対するMIS矯正の限界ライン 第11回最小侵襲脊椎治療学会(MIST学会)2021年10月29-30日
  7. 原田 智久 TSCPの小経験 ~適応を中心に~ 第11回最小侵襲脊椎治療学会(MIST学会) 2021年10月29-30日
  8. 原田 智久 頚椎前方固定術後に遅発性感染を起こした重度アトピー性皮膚炎患者 第11回最小侵襲脊椎治療学会(MIST学会) 2021年10月29-30日
  9. 原田 智久 成人脊柱変形に対するMIS矯正のコツ 第55回日本側彎症学会学術集会2021年11月5-6日
  10. 原田 智久 All PPSによる成人脊柱変形の矯正 第24回日本低侵襲脊椎外科学会学術集会2021年11月25-26日
  11. 古川 龍平 鏡視下Bankart-Bristow変法術後骨癒合の検討 第48回日本肩関節学会 2021年10月29日
  12. 槇尾 智 骨粗鬆症性椎体骨折に対してBKPにPPSを併用した治療成績 第27回日本最小侵襲整形外科学会 2021年10月5–6日
  13. 槇尾 智 PPSによるすべり矯正操作に伴う椎体とLIFケージの位置変化
    第30回日本インストゥルメンテーション学会 2021年10月1-2日
  14. 槇尾 智 仙腸関節障害に対して術中3DCTナビゲーションシステムを用いて仙腸関節固定術を行った2例 第12回 仙腸関節研究会 2021年9月22日
  15. Daisuke Fukuhara The coracoid bone union after arthroscopic Bankart-Bristow procedure JOSKAS/JOSSM meeting 2021 2021年6月18日
  16. 福原 大祐 股関節固定術後の同側変形性膝関節症に対して脛骨顆外反骨切り術を行った1例 第136回中部整形外科災害外科 2021年4月9日

2020年

  1. 原田 智久 成人脊柱変形に対する矯正固定術 Open VS 経皮的矯正術
    「ここまでできる経皮的矯正術」 (全国学会)第10回最小侵襲脊椎治療学会(MIST)ランチョンセミナー 2020.2.15
  2. 原田智久 Webmoで学ぶ!All PPSによる矯正術 (全国学会)第10回日本成人脊柱変形学会 2020.8.15
  3. 原田智久 成人脊柱変形に対するMISt (全国学会)第49回日本脊椎脊髄病学会シンポジウム成人脊柱変形ーこの10年を振り返り未来へー 2020.9.8
  4. 原田 智久
    LIFと全経皮後方手技による前方後方矯正固定術
    (全国学会)第14回日本CAOS研究会・第26回日本最小侵襲整形学会CAOS/MIOSシンポジウム 2020.9.22
  5. 原田 智久 脊柱変形に対する低侵襲矯正固定術
    第23回日本低侵襲脊椎外科学会学術集会シンポジウム 極める技 低侵襲脊椎手術 2020.9.25
  6. 古川龍平 鏡視下腱板修復術「モビライゼーションはどこまで必要?(全国学会)第47回日本肩関節学会 2020.10.9」
  7. 古川 龍平 筋前進術を併用した鏡視下腱板修復術の治療成績
    (全国学会)第47回日本肩関節学会2020.10.9
  8. 古川 龍平 内側半月板縫合術後の変形性膝関節症に対して高位脛骨骨切り術を施行した 大学サッカー選手の1例 第12回JOSKAS 2020.12.17

若手医師の声

福原 大祐 平成30年 京都府立医大卒 シニアレジデント

みんな仲がよく、楽しい雰囲気なのが一番の魅力です。コロナ前はよくみんなで飲みに行っていました。しかし楽しいだけではなく、手術になると集中力を発揮します。脊椎、膝関節、肩肘関節、スポーツの専門家が、それぞれの分野で日本トップレベルの手術をしており、とても勉強になります。外傷もたくさん来るので若手医師の執刀機会も多く、日々研鑽を積んでいます。日中は忙しいので大変ですが、それに見合った成長を実感できる環境だと思います。

山元 龍太郎 平成31年 浜松医大卒 シニアレジデント

脊椎、肩関節、膝、スポーツと多岐にわたる専門分野での指導体制が整っています。日本トップレベルの技術を学ぶことができる環境であり、手術技術はもちろん、患者さんに向き合う姿勢や学び続ける心など日々学ばせていただく毎日です。丸太町病院整形外科一同がチームとして、良い医療を提供し、共に成長して行こうという共通認識があり、多忙な中でも刺激的な毎日を送っています。また子供の保育園のお迎えなどで若手である私が一番早く帰ることも多いですが快く送り出していただいており、子育てに理解があり働きやすい環境です。